可食部が少ない食べ物 19種類を紹介

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この記事では普段何気なく食べている野菜や果物の「食べられる部分」と「食べられない部分」について詳しく解説していきます。

「アスパラガスの芽以外は食べられないの?」「ジャガイモの緑色の部分って危険?」など、食材の安全な食べ方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。食材によって食べられる部分が限られていたり、場合によっては有害な成分が含まれていたりするんです。

アスパラガスやジャガイモ、リンゴ、バナナなど19種類の食材について、どの部分が食べられて、どの部分に気をつけるべきかを徹底的に解説します。さらに、意外と知られていない食べ方のコツや栄養を最大限に活かすための調理法までご紹介。

この知識があれば食材を無駄なく安全に使いこなすことができ、より豊かな食生活を楽しむことができます。食材の特徴を知れば知るほど料理の幅が広がり、毎日の食事がもっと楽しくなるはずです。

目次

アスパラガス

アスパラガスって食べられる部分が限られている野菜の代表格なんですよね。一般的に私たちが食べているのは、若い茎の部分だけでこれを「アスパラガスの芽」と呼んでいます。

収穫期間が終わった後に雌株から出てくる蕾や花、そして赤い実は残念ながら食べることができません。これらには、サポゲニンという有毒な化学物質が含まれていて食べてしまうと重度の下痢や嘔吐を引き起こす可能性があるんです。

アスパラガスの芽は茹でたり、蒸したり、グリルしたりと様々な調理方法で楽しめます。シャキッとした食感とほのかな苦みが特徴的で多くの方に親しまれている野菜です。

とは言っても、植物の他の部分は硬くて食べるのには向いていないんですよ。葉はとても細かく、茎は成長すると木のように固くなってしまいます。

ジャガイモ

ジャガイモは食べられる部分が地中の塊茎だけという、とてもユニークな野菜です。地上部、特に葉や茎、そして緑色に変色した塊茎の部分にはソラニンという危険な物質が含まれているんです。

このソラニンはお腹の調子を崩したり、神経系に影響を与えたりする可能性があるので、絶対に口にしてはいけません。

ジャガイモの塊茎は煮物、焼き物、揚げ物など、本当に多彩な調理方法で楽しむことができます。皮にも栄養がたっぷり含まれているので、きれいに洗って調理すれば皮ごと食べることもできるんですよ。

ですが、緑色になった部分や芽は必ず取り除くようにしましょう。

リンゴ

リンゴの美味しさは果実全体で楽しめますが種子については気をつけたいポイントがあります。実は種子の中にはシアン化合物が含まれているんです。普段の食べ方なら問題ありませんが、意図的に種子を大量に食べてしまうのは避けた方が良いでしょう。

果肉と皮には豊富な栄養が含まれていて生で味わうのはもちろん、様々なお料理にアレンジできます。個人的には、薄くスライスしてサラダに入れるのが大好きなんです。一方で、葉や枝、花などの部分は食べられません。

ルバーブ

ルバーブってとてもユニークな野菜なんですよ。食べられるのは葉柄(ペチオール)だけなんです。葉には高濃度のシュウ酸が含まれているので、必ず取り除いてから調理する必要があります。

さっぱりとした酸味が特徴的な葉柄は、デザートやジャムの材料として大活躍。砂糖を加えることで、すっぱさが程よく和らぎ、絶妙な味わいに仕上がります。

お料理好きの方なら、ぜひ一度チャレンジしてみてください。根は漢方薬として使われることもありますが一般的な食材としては向いていないんです。

パイナップル

パイナップルって面白い果物なんですよね。美味しく食べられる部分が限られているのが特徴です。皆さんがよく食べているのは果肉の部分だけ。外皮はとても硬くて食べられませんし、葉や茎も食用にはむいていません。

でも、最近わかってきたことがあるんです。実は芯の部分も立派な食材として使えるんですよ。確かに果肉より硬くて繊維質なんですが栄養価が高いんです。

スムージーに入れたり、じっくり煮込み料理に使ったりすることでその栄養をしっかり取り入れることができます。

チェリー

チェリーの主役はもちろんジューシーな果肉部分です。ですが、種(核)には気をつける必要があるんですよ。というのも、種の中にはアミグダリンという成分が含まれていて、体の中でシアン化水素に変化する可能性があるんです。そのため、種を大量に食べるのは避けたほうが賢明です。

果肉は生で楽しむのはもちろん、ジャムやデザートの材料としても大活躍します。その一方で葉や枝、花などの部分は一般的に食べることはありません。

ココナッツ

ココナッツというと食べられる部分が限られている果実の代表格と言えます。一般的に私たちが口にするのは、白い果肉とココナッツウォーターと呼ばれる果汁です。外殻は信じられないほど硬くて食べることはできません。さらに、外側の繊維質の層(コイア)も食用には向いていないんです。

果肉は生のままでも調理してもおいしく、ココナッツミルクやココナッツオイルの原料としても重宝されています。ココナッツウォーターは、天然の清涼飲料水として世界中で人気を集めているんですよ。

一方で、葉や幹は食用としては使われていません。

アボカド

アボカドの魅力といえばなんといってもクリーミーな果肉ですね。果肉は様々な料理に活用できて、とても便利な食材なんです。

生で食べるのはもちろん、サラダやサンドイッチの具材として大活躍します。私のおすすめはメキシコの伝統的なディップ、グアカモーレです。

さらに興味深いことに、最近では種子を粉末にして健康食品として注目を集めています。とは言っても、その安全性や効果については意見が分かれているところです。ですので果肉を中心に楽しむのがおすすめですよ。

バナナ

甘くて食べやすいバナナは果肉が主役の果物です。面白いことに、普段は捨ててしまうバナナの皮にも豊富な栄養が含まれているんです。煮たり焼いたりすることで、意外にも美味しく食べられる食材に変身します。

果肉は朝食やおやつとして生で楽しむのはもちろん、様々なデザートの材料としても重宝します。そして意外と知られていないのですが、バナナの葉は一部の国々で料理を包んだり盛り付けたりする道具として活用されているんですよ。

レモン

爽やかな香りと酸味が特徴的なレモン。果汁と果肉が主な食用部分として親しまれています。皮の黄色い部分はゼストとして料理のアクセントになりますが、白い部分は苦みが強いので取り除くのがコツです。

果汁は料理の風味付けや飲み物に使われ、果肉はデザートやジャムの材料として大活躍します。香り高いレモンは料理の幅を広げてくれる、キッチンには欠かせない果物の一つですね。

パパイヤ

パパイヤは果肉が主役の素敵なフルーツなんです。面白いことに種子も食べられるんですよ。独特の辛みがあって好き嫌いが分かれますが、私は新しい食感を楽しめるポイントだと感じています。皮は硬くて食べられないので、むいて楽しみましょう。

未熟な果肉はサラダや炒め物の具材として大活躍。完熟したものは甘みたっぷりで、そのまま食べるのはもちろん、デザートの材料としても重宝します。葉や茎は一般的には食べませんが、世界の一部の地域では薬用として利用されているそうです。

マンゴー

トロピカルフルーツの王様と呼ばれるマンゴー。ジューシーな果肉は、まさに至福の味わいです。大きくて硬い種子は食べられませんし、皮も同様です。でも、中身の果肉は宝物のような存在なんです。

果肉は生で食べるのが定番ですがジュースやスムージーにしても絶品。デザートやサラダのアクセントとしても大人気です。

さらに、未熟なマンゴーは料理のアクセントとして、さわやかな酸味を加えるのに使われることも。葉や枝は食べられませんが、一部の文化圏では伝統的な儀式に使われているんですよ。

オクラ

オクラといえば、若い果実(さや)が主役。意外と知られていませんが、葉っぱも食べられるんです。茎や根は硬すぎて食用には向いていないので避けましょう。

煮物、炒め物、揚げ物と調理方法は多彩。特徴的なねばねばはスープやシチューのとろみ付けにぴったり。種子も活用できて、乾燥させて粉にすればコーヒーの代用として楽しめるなんて、なんだか素敵ですよね。

セロリ

セロリは茎(葉柄)を主に食べる野菜なんですが、実は葉っぱも立派な食材として使えるんです。ハーブとしても重宝される優れものですよ。ところが、セロリアックという別の野菜として栽培される根っこは、一般的なセロリでは食べないんです。

セロリの茎はシャキシャキした食感が魅力的。生で食べるのはもちろん、サラダに入れたり、スープや炒め物の具材として使ったりと、とても 多才な野菜なんです。

私が特に好きなのはスティック状に切ってディップをつけて食べる方法ですね。さらに、葉っぱは料理の風味付けやガーニッシュとして大活躍。セロリの種子もスパイスとして使えるんですよ。

カリフラワー

真っ白な花が集まったような見た目が特徴的なカリフラワー。主役となるのは花蕾(花の蕾)部分です。実は葉っぱや茎も食べられるんですが、あまり一般的ではないんです。根っこは食用には向いていないので、そこは避けておきましょう。

最近のカリフラワーは健康志向の方々から熱い注目を集めているんです。生で食べたり、茹でたり、蒸したり、焼いたりと調理方法は実にさまざま。

それだけでなく、低炭水化物食品として大ブレイク中のカリフラワーライスやカリフラワーピザクラストなど、新しい食べ方も続々と登場しています。葉っぱも他の葉物野菜と同じように調理できる優れものなんですよ。

キウイフルーツ

みずみずしい果肉が特徴のキウイフルーツ。実は皮も食べられるって知っていましたか?とは言っても、毛羽立った食感が苦手という方が多いようです。小さな種子は果肉と一緒に食べられるので、気にせず楽しめますよ。

キウイフルーツの果肉は爽やかな酸味と甘みのバランスが絶妙。そのまま食べるのはもちろん、サラダやデザートの材料としても重宝します。

皮には栄養がぎっしり詰まっているので、よく洗って食べる方もいらっしゃいます。ですが、葉っぱや茎は食べられないので、そこは要注意です。

ザクロ

ザクロの主役は宝石のようにキラキラと輝く種子を包み込む果肉(アリル)なんです。私が特に好きなのは、その鮮やかな赤色と宝石箱を開けたような華やかさです。

外皮や内側の白い膜には苦みが強いため、食べる部分ではありませんが、その中に隠された果肉は驚くほど甘酸っぱくて美味しいんですよ。

新鮮な果肉はそのままパクパク食べるのはもちろん、色々な楽しみ方があります。さっぱりとしたジュースにしたり、デザートのトッピングにしたり、サラダに散りばめたり。

果肉の赤い色合いはお料理の見た目も華やかにしてくれます。ゴロゴロと転がる果実の中から、おいしい実を見つけ出す瞬間は宝探しのようでワクワクしますね。

ライチ

ライチの果肉、雪のように白く、とっても繊細な味わい。その香り高い果肉は、多くの方に愛されているんですよ。硬い種子と外皮は食べられませんが、その中に隠された果肉は、まさに極上のご褒美。

生で食べるのはもちろん素晴らしいですがデザートやカクテルの材料としても大活躍します。ライチの独特な香りと甘みは、暑い夏の日にぴったりの癒やしを与えてくれます。

葉や枝は食用にはなりませんが、果実だけでも十分魅力的ですね。

ドラゴンフルーツ

鮮やかな外見に目を奪われるこのフルーツ、その果肉が主役なんです。面白いことに、小さな種子は果肉と一緒に食べることができます。外皮は派手な見た目をしていますが、残念ながら食べることはできません。

果肉は爽やかな甘みがあり、そのまま食べても美味しいですし、スムージーやサラダの材料としても重宝します。白地に黒い粒々が散りばめられた断面はアート作品のよう。

その独特の見た目と控えめな甘みは、多くの人々の心をつかんで離さないんですよ。葉や茎は食用ではありませんが果実だけでも十分魅力的な存在感を放っています。

まとめ

今回は19種類の食材について「食べられる部分」と「食べられない部分」を詳しく解説してきました。

多くの野菜や果物には私たちが普段何気なく食べている部分以外にも実は食べられる部分があったり、逆に危険な成分を含む部分があったりすることがわかりました。

例えば、バナナの皮やオクラの葉など、意外にも食べられる部分がある一方で、ジャガイモの緑色の部分やアスパラガスの実には有毒な成分が含まれています。

特に注意が必要なのは以下の点です

  • ジャガイモの緑色の部分や芽に含まれるソラニン
  • リンゴやチェリーの種子に含まれるシアン化合物
  • ルバーブの葉に含まれる高濃度のシュウ酸

一方で食材を無駄なく使える新しい発見もありました

  • パイナップルの芯は栄養価が高く、調理方法次第で活用可能
  • カリフラワーの葉も立派な食材として使える
  • ザクロの果肉は様々な料理やデザートに活用できる

この知識を活かして安全で美味しく、そして食材を無駄なく使った料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。食材の特徴をよく理解することでより豊かな食生活を楽しむことができるはずです。

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