この記事では大学を卒業できない人の特徴と、その原因や解決策について詳しく解説していきます。
授業についていけない、生活リズムが乱れている、経済的な問題を抱えているなど大学生活でつまずく理由は実にさまざまです。
特に気になるのが授業の出席率の低さや課題の未提出、テスト対策不足といった学業面での問題です。これは単位取得の大きな壁となってしまって最終的には卒業できないリスクを高めてしまいます。
この記事では学業面から生活管理、対人関係まで大学を卒業できない人によく見られる特徴を徹底分析。そして、それぞれの問題に対する具体的な解決策もご紹介します。
この情報を参考にすれば、効果的な学習習慣の確立や充実した大学生活を送るためのヒントが必ず見つかるはずです。
大学を卒業できない人の学業面での課題
授業の取り組みの姿勢
最近の大学生活において気になる問題の一つが授業についていけない学生さんの増加です。特に理系学部では実に48%もの学生が授業についていけないことが原因で留年を経験しているんです。
真面目に授業に取り組めていない場合、単位を落としてしまい、最終的には卒業できなくなるリスクが高まってしまいます。
一番大きな問題として挙げられるのが授業の出席率の低さなんです。大学では基本的に、授業の出席率が3分の2を下回ってしまうと単位を取得できません。
とくに必修科目で出席率が不足してしまうと、残念ながら留年は避けられない状況となってしまうんですよね。
授業内容の理解不足
大学の授業って高校までとは全然違って専門性が高く、なかなか理解が難しい抽象的な内容が多いのが特徴です。私が見てきた中でも、以下のような点でつまずきやすい傾向があるように感じます。
- 高校での学びを大学の授業に活かせていない
- 専門分野の授業レベルが想像以上に高い
- 基礎学力が十分でない
授業内容をしっかり理解するためにはコツコツとした予習・復習が欠かせません。実は1時間の授業に対して、予習1時間、復習1時間を行うことが大学教育の基本となっているんです。
テスト放棄・未受験
テストを諦めてしまったり受験しなかったりする学生さんは、単位を落とす可能性がとても高くなります。具体的には以下のようなケースが見られます。
- 試験勉強が不十分
- 試験日程の把握漏れ
- 試験会場への無断欠席
- 課題やレポートの未提出
そうしたパターンは必要な単位が取得できずに、留年や退学の道へとつながってしまう可能性が高いのです。
予習復習の習慣なし
とある大学生の学習実態調査によると1、2年生の1週間当たりの平均学習時間は以下のような結果だったそうです。
- 授業への出席。約20時間
- 授業の予習・復習。約5時間
- 授業と関係ない学習。約2.5時間
これは理想的な学習時間と比べるとかなり足りていないんです。アメリカの大学システムを参考にすると、学生は1日8時間もの学習が求められるそうです。
予習・復習の習慣が身についていない学生さんは、こんな問題に直面することになります。
- 授業内容がどんどん分からなくなる
- 課題やレポートの質が下がってしまう
- テスト対策が間に合わない
- 専門知識が身につかない
授業中の居眠り
皆さんは授業中に眠くなった経験はありませんか?実は、授業中の居眠りは成績に大きく影響するんです。調査結果を見るとなんと63%もの学生が授業中に居眠りをしているそうです。
眠くなる理由として多いのが以下のようなものです。
- 純粋な眠気
- 退屈に感じる授業内容
- 注意されないから気が緩む
特に眠気を誘う授業の特徴としてこんなものがあります。
- 一方的な講義スタイル
- 映像を見る時間が多い授業
- レポート作成がメインの授業
参考サイト:https://src.tama.ac.jp/files/1380.pdf
課題の未提出・提出遅れ
課題提出の遅れや未提出。その背景には「スタートの出遅れ問題」が潜んでいるんです。こういった状況が続くと、以下のような問題が次々と発生してしまいます。
- 必要以上に時間がかかってしまう
- 授業の内容を思い出すのに苦労する
- 周りに相談する余裕がなくなる
- 時間の見積もりがズレてしまう
- どのくらい時間がかかるかわからない
- 焦るあまり集中力が落ちる
- 心理的な負担で効率が下がる
- 課題が終わっていない後ろめたさ
- 締切が迫る不安
答え合わせをしない
授業での答え合わせや演習に参加しないことは、学習効果をぐっと下げてしまう要因となっています。とくにこんな特徴を持つ学生に多く見られるようです。
- 勉強のペースについていけない
- 授業を欠席しがち
- 大学生活に馴染めない
- 友達作りが苦手
そこで、こういった問題を解決するために以下のような工夫がおすすめです。
- 生活リズムを整える
- たっぷり睡眠をとる
- 快適な睡眠環境を作る
- 授業中の眠気対策
- 軽い体操をする
- 上手な仮眠タイミング
- ツボ押しでリフレッシュ
- 勉強に集中できる環境づくり
- スマホは一時オフに
- バランスの良い食事時間
- 静かな学習スペース確保
学習能力の問題
自己限界の早期決めつけ
大学生活で卒業までたどり着けない学生さんによく見られる特徴として、学習に対する自己限界の早期決めつけがあるんです。
「この科目は自分には無理だな」「こんなにたくさんの内容を覚えるのは到底できそうにない」といった否定的な考えを、実際の勉強を始める前から持ってしまう傾向が見られます。
こういった思考パターンは特に1年生の時期に顕著に表れ、その結果として学習意欲が低下して授業への出席率も下がっていく傾向にあります。
データを見てみると、このような自己限界の早期決めつけをしてしまう学生さんは、留年や中退のリスクが約2倍も高くなるんですよ。私自身、周りの友人たちを見ていてもそんな傾向があるように感じます。
高校までの基礎知識の未活用
多くの学生さんが高校時代に身につけた知識を大学での学びに上手く活かせていないという現状があります。具体的には以下のような問題点が挙げられます。
- 高校と大学の学習内容のつながりが見えていない
- 基本的な学習習慣が身についていない
- 自分で考えて学ぶ方法が身についていない
とくに理系学部では深刻な問題となっていて、数学や理科の基礎知識が不足していると、専門科目の理解が著しく困難になってしまうんです。
授業レベルの過小評価
大学の授業レベルを甘く見積もってしまうことも、卒業できない要因の一つとなっています。具体的に見られる特徴をご紹介します。
- 専門科目の難しさを軽く考えがち
- 予習・復習の必要性を軽視
- 授業内容の理解度確認が不十分
こういった過小評価は特に1年次の基礎科目でよく見られ、その後の専門科目での躓きにつながっていくことが多いんです。
計画的な学習ができない
大学を卒業できない学生さんに共通してよく見られる特徴が計画的な学習ができないことです。以下のような行動パターンが特徴的です。
- 締め切り直前まで課題に手をつけない様子
- テスト勉強の開始が遅い傾向
- 授業の予習・復習が不規則
- 単位取得に必要な最低限の努力で済ませがち
特に気をつけなければならないのは、このような学習態度が習慣化してしまうことです。一度このパターンに陥ってしまうと、その後の改善がとても難しくなり、最終的には留年や中退につながるケースが数多く報告されているんです。
実際のデータを見てみると計画的な学習習慣を持つ学生さんと比べて、そうでない学生さんは約3倍もの確率で単位を落としてしまう傾向があることが分かっています。
さらに、この傾向は理系学部で特に目立っており、実験やレポートなど継続的な取り組みが必要な科目で失敗するケースが多いようです。
参考サイト:https://www.pewresearch.org/
大学を卒業できない人の生活管理の問題
基本の生活習慣
夜型生活・昼夜逆転
大学生活において、夜型の生活習慣は留年のリスクをぐっと高めてしまう要因となっているんです。特に一人暮らしを始めた学生さんは生活リズムが乱れやすく、深夜のアルバイトやゲーム、友達との飲み会などで遅くまで起きている傾向が強いようです。
夜型生活に陥る主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 夜勤のアルバイト
- 友人との深夜の付き合い
- 夜間の勉強習慣
- 一人暮らしによる生活リズムの乱れ
不規則な食生活
食生活の乱れは学業成績に大きな影響を与えることが分かっています。下宿やアパート暮らしの学生さんの約半数が週に2-3日以上も朝食を抜いているそうです。
さらに驚くべきことに約12%の学生さんがほぼ毎日食事を抜いているという調査結果も。
参考サイト:https://www.univcoop.or.jp/about/life/vol37-01.html
不規則な食生活の特徴として以下のような点が挙げられます。
- 朝食欠食の習慣化
- コンビニ食やインスタント食品への依存
- 深夜の飲食
- 栄養バランスの偏り
自己管理能力の不足
大学生活は高校までとはガラリと変わり、自己管理能力がとても大切になってきます。自己管理能力が十分でない学生さんにはこんな特徴が見られるようです。
- 時間管理のルーズさ
- レポート提出期限の遵守困難
- 授業の出席管理の甘さ
- スケジュール管理の不徹底
一人暮らしで生活管理が困難
初めての一人暮らしを始めた学生さんは、特に生活管理に苦労する傾向があるんです。よく見られる問題として次のようなものがあります。
- 食事の準備や管理の困難さ
- 生活費の管理不足
- 掃除や洗濯などの家事の怠り
- 規則正しい生活リズムの維持困難
自炊に関して言えば、なんと約51.4%の一人暮らしの学生さんが週4日以上も自炊をしていないという驚きの調査結果が。これは栄養バランスの乱れや生活リズムの悪化につながってしまいます。
さらに、一人暮らしの学生さんの約31.4%が毎日1回以上外食をしており、これは家計の負担も大きくなる原因となっているんです。
参考サイト:https://www.gakuman-tokyo.com/useful/eating_habits
こんな生活管理の問題は日々の生活の質を下げるだけでなく、学業にも大きな影響を及ぼし、最終的には留年や退学のリスクを高めることにつながってしまいます。
とくに1年生の時点でこういった問題が見られる場合、2年生以降の専門的な学習にも支障をきたす可能性が高くなってしまうんです。
時間管理の失敗
アルバイトと学業のバランスの問題
大学生活においてアルバイトと学業のバランスを崩してしまうことが、卒業できない大きな要因の一つとなっているんです。
学費や生活費を工面するためにアルバイトをする学生さんは多いものですが、働きすぎてしまうと思わぬ落とし穴が待っているかもしれません。
私の経験からすると週に20時間以上アルバイトに時間を費やす学生さんは、授業への出席が難しくなったり、課題の提出が遅れがちになったりする傾向があるようです。
最近では「バ畜」という言葉も耳にしますが、これはアルバイトに熱中するあまり、肝心の学業がおろそかになってしまう状態を指します。
お金の事情でアルバイトを優先せざるを得ない気持ちはよく分かります。でも、ここで考えていただきたいのが単位を落としたときの経済的な損失です。
私立大学なら約3万8000円、国立大学でも約2万円という金額が、たった1単位の損失で発生してしまうんです。
授業への遅刻・欠席の常習化
朝寝坊して授業に遅刻したり、すっぽかしたりすることが習慣になってしまうと、単位取得の大きな壁となります。とりわけ大学生は夜型の生活リズムに陥りやすく、朝一番の授業を見逃してしまう人が後を絶ちません。
多くの大学では全授業回数の3分の2以上の出席が単位取得の条件となっています。どんなに優秀な成績を収めていても、この出席要件を満たせないと単位を落としてしまう可能性が高いのです。
効率的な時間配分の欠如
大学での学びにおいて時間の使い方を誤ることは学業不振につながる大きな原因となっています。1単位を取得するには45時間の学習時間が必要で、90分×15回の授業時間だけでは22時間半しかありません。
残りの67時間半は自主的な予習復習で補わなければならないのです。
時間配分がうまくできない学生さんによく見られる特徴として、以下のようなものがあります。
- 課題を締切直前まで放置
- 試験勉強を前日に詰め込む
- 空き時間を有効活用できない
- 予習復習の時間が確保できない
時間管理の問題は単純に怠けているわけではありません。高校までの管理された環境から、突然与えられた自由な環境への適応が難しいことも一因となっているようです。
自己管理能力はすぐには身につきませんが、多くの学生さんがこの移行期でつまずいてしまうのが現状です。
大学を卒業できない人の対人関係の問題
友人関係の希薄さ
大学生活において友人関係の希薄さは卒業への大きな壁となってしまうんです。心を許せる友達がいない、表面的な付き合いしかできないという状況は勉強面での情報共有や心の支えを得られにくくしてしまいます。
友人関係が薄い学生さんにはこんな特徴が見られるようです。
- 授業の情報やテスト対策などの大事な情報が手に入らない
- グループワークやプレゼンの仲間が見つけづらい
- 勉強への意欲低下や寂しさによるストレスがたまる
こういった状況は特に1年生のときに顕著に表れやすく、その後の大学生活全体に影響を及ぼすことが多いんです。
学内での孤立
学内での孤立は単なる友人関係の薄さを超えて、もっと深刻な問題となってきます。孤立している学生さんは以下のような状況に陥りやすいと言われています。
- 授業に行く気持ちが薄れる
- 学内の情報から取り残される
- 心の健康状態が悪化
- 成績が下がってしまう
とくに部活やサークルに入っていない学生さんは、キャンパス内での居場所を見つけにくくより孤立しやすい傾向があるようです。
サークル活動でうまく馴染めない
サークル活動は大学生活で社会性を育む大切な場なのですが、うまく馴染めない学生さんも少なくありません。サークル活動での不適応はこんな形で現れることが多いです。
- 先輩後輩関係の理解不足でトラブルに
- 活動参加の回数が減る
- 組織内での役割がこなせない
- サークル内での会話が少ない
こういった不適応はサークル活動だけでなく、大学生活全体への不適応につながってしまうことが多いようです。
教員とのコミュニケーション不足
先生とのコミュニケーション不足は勉強面で大きな支障となってしまいます。具体的には次のような問題が起きやすくなります。
- 授業の内容が理解できない
- レポートや課題の提出が遅れがち
- 研究室での活動がスムーズにいかない
- 卒業要件を勘違いしたまま進んでしまう
特に必修科目の単位取得に困っている学生さんは先生への相談をためらいがちで、問題が大きくなってしまう傾向があるんです。
相談相手の不在
頼れる相談相手がいないことは問題の早期発見と解決の妨げとなってしまいます。こんな影響が出やすいんです。
- 勉強の悩みを一人で抱え込んでしまう
- 心の健康状態が悪化
- 進路選択で判断を誤る
- 学生生活全般の不安が大きくなる
学生相談室やアカデミックアドバイザーなどの支援制度を知らない、もしくは利用をためらう学生さんは問題が深刻化しやすい傾向があります。
こういった対人関係の課題は一つだけで存在するというより、お互いに関連し合って複雑な問題を作り出すことが多いため、早めの対応とサポートが欠かせません。一人で悩まず、周りの人に相談してみるのがおすすめです。
大学を卒業できない人の外的要因
経済的困難
学費支払いの問題
大学生活で最もつらい壁となるのがやはり経済的な問題なんです。文部科学省の調査を見ると、お金の問題で大学を去らざるを得なくなった学生さんが13.1%もいるんですよ。
親御さんの突然の失業や病気など、予期せぬ出来事がきっかけとなることが多いようです。学費が支払えなくなると、最初は未納者として扱われ、その後滞納者になってしまいます。
大学からは優しい言葉で「授業料納入のお願い」が届きますが、それでも払えないとなるとついには督促状が。そして、その期限までに支払いができないと残念ながら退学処分になってしまうケースもあるんです。
生活費確保の過度なアルバイト
多くの学生さんが生活費を稼ぐためにアルバイトに励んでいます。でも、バイトに時間を取られすぎると、勉強との両立が難しくなってきますよね。
特に留学生の皆さんは大変です。週28時間という制限がある中で、学費も生活費も自分で何とかしなければならない。そんな厳しい現実と向き合っているんです。
バイトに追われる日々を送っていると授業に出られない日が増えたり、課題に取り組む時間が見つからなくなったり…。
そうすると単位が取れなくなって、最終的には卒業までたどり着けないというリスクが高まってしまうんです。
奨学金関連の課題
お金に困っている学生さんの味方となるはずの奨学金制度。ですが、現状はいろいろな課題を抱えているんです。返済不要の給付型奨学金は、住民税非課税世帯などごく限られた人しか利用できません。
そのため、多くの学生さんは借金となる貸与型奨学金を選ばざるを得ない状況なんです。貸与型奨学金を利用すると、卒業後の返済が重荷になります。
特に利子付きの奨学金だと将来の返済に不安を感じて、途中で諦めてしまう学生さんもいるそうです。胸が痛む話ですね。
家計の急変対応
家計が急に苦しくなると学生生活の継続が危うくなります。親御さんの失業、病気、離婚など人生には思いがけない出来事がつきものです。
そんな時のために、多くの大学では学費の延納・分納制度や緊急支援制度を用意しているんですよ。2020年では、なんと99.1%の大学が学費納付を待ってくれる制度を実施し、92.7%の大学が授業料の減免や独自の支援を行ってくれました。
参考サイト:https://www.rochokyo.gr.jp/articles/2301.pdf
とはいえ、こういった支援制度の存在を知らないまま中退を決めてしまう学生さんも少なくありません。しっかりとした情報提供と相談体制づくりが欠かせないですね。
大学を卒業できない人の外的要因
家庭環境要因
家族の介護が必要
家族の介護が必要になることは学生生活を送る上でとても大きな壁となってしまうんです。親御さんや祖父母の方の介護が必要になった時、勉強との両立に苦労する学生さんが少なくありません。
日々の生活にどんな影響が出るのか具体的に見てみましょう。
- 授業に行けない日が増える
- 課題や試験勉強の時間が取れない
- 心も体も疲れて集中できない
- お金の負担が重くのしかかる
一人っ子や長子の学生さんの場合は特に大変です。介護の責任が一人に集中してしまい、より深刻な状況に陥りやすいのが現状なんです。
保護者からの支援不足
お金の面での支援が不足すると大学生活の継続が難しくなってしまいます。文部科学省の調査を見ると、お金が理由で中退してしまう学生さんが全体の13.1%もいるんです。
お金で困ってしまう主な原因にはこんなものがあります。
- ご両親の失業や収入が減る
- 家計が急に苦しくなる
- 学費や生活費の負担が増える
- 奨学金を受けられない状況
生活費を稼ごうとアルバイトを掛け持ちすると、今度は勉強時間が確保できなくなり単位を落としてしまうリスクが高まってしまいます。
家庭内の人間関係悪化
ご家族との関係が悪化すると学生さんの心の健康に大きく影響して、勉強を続けることが難しくなる場合があるんです。
具体的にはこんな影響が出てきます。
- やる気が出なくなってしまう
- ストレスで体調を崩してしまう
- 家での勉強環境が整わない
- 経済的な援助が途切れてしまう
とくに深刻なのが両親の離婚や家庭内暴力といった問題です。こういった事態に直面すると、学業を続けることがかなり困難になってしまいます。
通学の物理的困難さ
通学に関する困難は特に地方に住んでいる学生さんにとって深刻な問題となることが多いんです。
通学で困ることにはこんなものがあります。
- 長時間の通学で疲れがたまる
- 交通費の負担が重い
- 雨や雪の日の通学が大変
- 朝早くや夜遅くの授業に参加しづらい
特に電車やバスの本数が少ない地域では、通学時間の確保に苦労することになります。そうすると、どうしても授業を休みがちになってしまって単位が取れないという悪循環に陥ってしまうケースが多く見られます。
私の経験からも通学の問題は見過ごせない課題だと感じています。
まとめ
大学を卒業できない要因には学業面、生活管理、対人関係、そして経済的な問題など様々な課題が複雑に絡み合っていることが分かりました。
特に注目すべき点として以下の3つが挙げられます
- 授業への取り組み方や学習習慣が大事で出席率の確保や予習・復習の習慣づけが卒業への大きな鍵となります。
- 規則正しい生活リズムの維持と時間管理が必須で、特にアルバイトと学業のバランスを上手く取ることが求められます。
- 友人関係や教員とのコミュニケーションを積極的に築くことで、学習環境の向上や情報収集がスムーズになります。
このような問題に直面した際は一人で抱え込まず、大学の学生相談室やアカデミックアドバイザーに相談することをおすすめします。
また、奨学金制度や学費の延納制度など経済的な支援制度についても早めに情報収集することが大切です。適切なサポートを受けながら計画的に取り組むことで、必ず乗り越えられるはずです。
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